かな@カナダ移住生活

カリブ海に浮かぶ島出身の夫とカナダで知り合い結婚

理想の夫婦喧嘩のスタイル

こんにちは。

 

 

つい先日、夫と話している最中、

久々に議論が白熱しそうになりました。

 

 

その時に夫が

「いま、この話はここでストップしよう」と。

 

 

これまでの夫にない発言だったので

正直かなり驚いたのですが、

私は内心よかった〜と安心していました。

 

 

このやりとりのことが少し気になっていたので

昨日、夫と、

これまでの「夫婦喧嘩」を振り返って

冷静な状態で分析をしてみました。

 

 

これがなかなか良い時間で

さらに絆が深まったと感じたので

今日はその話をお届けします。

 

 

 

夫婦喧嘩の発端は

大したことのないネタがほとんど。

夫が夜中に甘いものを食べ過ぎるのを

注意した、とかそんなこと。

何がまずかったかというと

その後のお互いの対応。

 

 

もともと夫は、

大切なことほど

しっかり向き合うべきと考えている人

たとえ議論がエスカレートしても

本音をぶつけ合うことを理想とし

そこから解決策を探ろうとします

 

 

対して私は

大事なことほど冷静に落ち着いて考えたいから

その場からエスケープしたくなる人

時間をおいて考えをまとめてから

相手に誤解のないような言い方で

冷静に考えを伝えて和解をしようとします

 

 

はっきり言って正反対💦

 

 

この違いを原因として生じていた問題

私は…

夫の「もっと本音を話して!」が怖かった…

 

 

真っ向から向き合っていくんだ!と

火がついた夫に

「時間が欲しい」と伝えても

まぁ止まることはなかったのです

 

 

夫が自分の考えを

ノンストップで話しているのを聞きながら

それは誤解だ!そんなことは思っていない!

という内容が出てくると、

私はそれを訂正したくなり

本当は逃げ出したいのに「無理をして」

まだまとめきれてない自分の考えを

伝えることになります

 

 

まとめきれていないことを話し

さらに我が家の場合

英語力に圧倒的な差があるので

すでにフリーズしている私の脳内は

完全にパニックに陥ります🤯

処理しきれず論理的とはほど遠い

とんちんかんな内容が口から飛び出します

 

 

こうして沼にハマっていく、というのが

これまでの夫婦喧嘩のパターンでした。

 

 

コロナの影響で外出することもままならず

夫が出勤できずに家にいた頃

事件は起きました

 

 

今となっては発端を覚えていないのですが、

その時も些細なことをきっかけに

議論が盛り上がり

とっさに私は

自分のバックパックを引っ張り出してきて

荷造りを始めました

 

 

行くあてなんてなかったけど

そうせずにはいられなかった…

 

 

もうこれ以上この距離感での議論は無理!

いま考えると、

強制的に距離をとらなきゃと

本能が察して行動を起こさせたのだと思います

 

 

私のその行動は夫にとって

心をえぐるほど辛いものだったようで

私の荷物を見たあと静かに泣いていました

 

 

昨日、夫は、この時のことを思い出して、

「あの時は本当にごめんね」

「あの出来事があって気づいたことがある」

「僕は自分を満たすために議論をしていた」

「議論は二人のためにするものなのにね」

「だから、

議論がエスカレートしそうになる時は

一旦距離を置いて冷静になってから

続きをしようと考えを改めたんだ」

と伝えてくれました

 

 

私が理想とする議論のカタチを採用してくれて

ありがたく思いつつも

心配性な私はこれを聞いておきたかった

 

 

「あなたのこれまでのスタイルとは変わるけど

ストレスにならないの?」

 

 

夫は

「全然ならないよ」

「自分も冷静になった方が

よい話し合いができると思う」

 

 

一旦距離を置き、

冷静になってから、

しっかり向き合う

 

 

これは

話し合いが白熱すると距離をおきたい私と

徹底的に話し合いたい夫

私たち両方のニーズをまとめた

二人の理想のスタイル

 

 

ここまで辿り着けたことがとても嬉しかったし

これを採用していけば

夫婦「喧嘩」ではなく

夫婦「議論」のまま

解決策を見つけられる日がくるのではないかと

感じています

 

 

ここまでで

夫の態度が変わったという話をしたのですが

夫の涙を見て

実は私の中でも大きな気づきがあり

自分の中で書き換わったものがあります

 

 

それは愛情の受け取り方

次回はそれを書きます